診療内容
アレルギー性鼻炎・花粉症
アレルギー性鼻炎には「通年性のアレルギー性鼻炎」と「季節性のアレルギー性鼻炎(花粉症)」の2種類があります。
当院では原因となる物質(アレルゲン)を特定し、患者さまの環境や症状に合わせた治療方法をご提案いたします。
通年性のアレルギー性鼻炎
花粉以外のアレルゲン(ダニ、カビ、ペットの毛など)に反応して一年中症状が続く鼻炎です。
季節性のアレルギー性鼻炎
スギやヒノキ、イネなどの花粉によって、春や秋の決まった時期に症状が出る鼻炎です。
その他の鼻炎
寒暖差アレルギーや動物アレルギー、職業性アレルギーなどで鼻炎の症状が出ることがあります。
出典:https://brand.taisho.co.jp/allerlab/kafun/001/
当院でできるアレルギー検査
採血できる方(保険適用)
当院では、血液検査でのアレルギー検査を行っています。
疑わしいアレルギーの原因がある場合は、任意で13項目を選べる検査を行い、何がアレルゲンかわからないけれど、症状としてアレルギーが疑われる場合はview39というアレルゲンの39項目がセットになった検査を、医師の判断により選択します。
当院で行える治療方法
対症療法
内服薬(飲み薬)や点鼻ステロイド噴霧薬、目薬など、一人ひとりの症状に合わせたおくすりを処方します。眠気の少ないアレルギー薬の処方も行います。
舌下免疫療法
舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質である「アレルゲン」を毎日少量ずつ体内に取り入れることで、身体を少しずつアレルゲンに慣らしていき、アレルギー症状を抑えていく方法です。
現在は、スギ花粉とダニを原因とするアレルギーへの舌下免疫療法が可能です。
舌下免疫療法 開始時期について
- スギ花粉症
- 花粉が飛散していない、毎年6月1日~11月30日に開始します。
- ダニアレルギー
- 一年中、いつからでもはじめられます。
重症花粉症治療
ゾレア注射を行っております。
季節性のアレルギー性鼻炎のうち、通常の治療では効果がなかったり、眠気などの副作用が強かったりして薬が使えない「スギ花粉症」の方に限って、保険で行える注射治療です。
2024年スギ花粉飛散予測
飛散開始時期
2024年のスギ花粉飛散開始時期は2月上旬と、例年並みか例年より早くなる見込みです。
スギ花粉は、わずかな量が飛散開始時期より前に飛び始めるため、花粉症の方は、1月のうちから対策を始めるとよいでしょう。
飛散量
今年の飛散量は、大量飛散だった前シーズン(2023年)と比べるとやや少ない見通しですが、例年(過去10年の平均)に比べると、やや多い飛散量と予測されています。
花粉症は花粉飛散量がある一定のレベルまで上昇すると発症します。万全な対策を行って花粉シーズンをお過ごしください。